坂本のブログ

僕の備忘録です

オタクのノベルゲームレビューVol8~僕の彼女は人魚姫! ? My Girlfriend is a Mermaid!?~

 こんにちは坂本です。メルブラ発売が近づいてきましたね。め~っちゃ楽しみです。

 それでは本編をどうぞ。

 

 

 1.初めに

 ということで今回プレイしていくのは「僕の彼女は人魚姫! ? My Girlfriend is a Mermaid!?」です。なぜか分かりませんが家にあったのでプレイしてきます。知るきっかけもなさそうなのになんで買ってたんですかね。謎です。

 

f:id:SakamotoBlog:20210817035934p:plain

 ※ネタバレが含まれますので未プレイの方はブラウザバック推奨です。

 

 

 2.登場人物

 博人

 本作の主人公。根っからの理系。

 

 衣音:渕上舞 

 本作のメインヒロイン。主人公の幼馴染で、田舎で久しぶりに再会した際には人魚になっていた。

 少し(?)引っ込み思案な女の子で、なかなか自分の気持ちをストレートに言葉で表現できない。たまにヒレで主人公に対して(攻撃という形で)表現してしまう。 

 

 ぺた子:洲崎綾
主人公と衣音が出会う人魚の少女。
明るくて活発な普通の少女に見えるが、何故か非常に物覚えが悪く、ほとんどの事を翌日には忘れている。
人魚の性質なのかは謎だが、本人はそれを一切気にしないでいつも楽しそうに生きている。

 

 凛:景山梨彩
渡来人が建てたという神社の巫女。
衣音とぺた子の共通の知り合いで、2人の世話をしているらしい。
非常に力が強い。巫女らしく神様が憑依しており、本人と神様の2つの人格がある。 

 

 

 3.あらすじ

季節は夏、都会を離れ、生まれ故郷の田舎に1人で戻ると、幼馴染の少女と再会した。
 少女の名前は『衣音』。 彼女は・・・ 人魚になっていた!?
 記憶がない人魚の少女『ぺた子』や人魚の世話をしているという神様に憑依されている巫女『凛』と、人魚にまつわるある伝説に触れていくことになる。
 衣音、ぺた子、凛との不思議な夏休みが今始まります。

 

 

 

 4.√攻略

A
1 衣音を背負って出かける。
2 荷車を使う。
3 衣音を捨てて出かける。
B
1 この辺で適当にどうにかする。
2 飢える。
C
1 家でおしゃべりする。
2 畑へ行ってみる。
3 食料を確保する。
D
1 顔を治療する。
2 人魚の研究をする。
3 畑に行ってみる。
E
1 科学的探究心に身を任せる。
2 道徳的倫理観に身を任せる。
F
1 やはり倫理的に問題がある。
2 ふざけるな。もらった物は僕のものだ。
G
1 田舎道を散歩する。
2 畑へ行ってみる。
3 人魚の研究をする。
H
1 もっと使える物がないか探す。
2 もうやめて、寝る。
I
1 、、、、わからない。
2 記憶を失っている。
J
1 、、、、わからない。
K
1 もしかして、僕何か間違った事したかな?
2 今後、僕の進路どうしたらいいかな?
3 「人間が、お互いの未来と未来を連結させる」という言葉の意味についてどう思う?
4 君、あの時なぜああしたの?
5 今やろうとしている事を、すぐにやめるんだ?
6 ごめん僕が悪かった。
L
1 もうやめて、寝る。
M
1 神社へ乗り込む。
2 ぺた子を貯水池へ置いてくる。
3 傷ついた肉体を治す。
N
1 衣音とおしゃべりする。
O
1 衣音とおしゃべりする。
2 畑へ行ってみる。
P
1 衣音とおしゃべりする。
2 人魚を研究する。
Q
1 凜さんと話し合う。
2 今までの情報を基に仮説を立てる。
R
1 捨てる。
2 元に戻しておく。
S
1 無駄に美しい月を動かす勢いで、手を上にあげた。
2 少なくとも確実に衣音を救える方法を選ぶことにした。

 

A B C D E F G H I J K L M N O P Q R S  
1 1 1 1 1 1 2 1 2   6           1     バッドエンディング1 空っぽの座席
1 1 1 1 1 2 1 1 2   6           2 1   バッドエンディング2 わからない涙
1 1 1 1 1 1 1         1 1 1           バッドエンディング3 遺品
2 1 1 1 1 2 1 1   1     1             バッドエンディング3 遺品
1 1 2 3 1 1 2 1       1 3   2         バッドエンディング3 遺品
1 1 1 2 1 1 1         1 3     1       バッドエンディング3 遺品
1 1 2 3 1 1 2         1 3   2         バッドエンディング4 いつか思い出してください。
1 1 1 2 1 1 1         1 3     2       バッドエンディング5 風に飛ばされて
tu tu tu tu tu tu tu         tu tu tu           バッドエンディング6 何も決められない男
1 1 1 1 1 2 1 1 2   6           2 1 2 GoodEnd   僕の彼女は人魚姫!?
1 1 1 1 1 1 2 1 2   6           2 1 1 TrueEnd  生きてくれてありがとう

 tuは選択肢を選択せず時間切れ。timeupの略です。

 アチーブメントの完璧な選択の解放は111212112621です。

 

 

 5.人魚の詳細、考察

 伝説

 人魚を助けた狛さん。その人魚と子を成しその子供は神通力があり稀に人魚が生まれる。

 人魚は予知した未来を変えられる。生まれたときは普通の子供と変わらないが特定の時期が来ると人魚になるかならないかの選択がある。予知した未来を変える選択をした副作用として人魚になる。

 未来を変える→人間と資格を失い自身の未来を失う。本来なら未来を失った後は泡のように消えてしまうが、人間と人魚の混血の為人間としての未来だけを失い人魚としての未来は残る。

 未来を変えない→そのまま成長する、謎の熱を帯びたまま。熱=例が見え、声も聞こえる。いわゆる霊感体質。その後降霊して巫女に転職せざる負えない。凜は未来を変えないことを選んだ。

 変える未来は他人の未来も変えられる。

 未来が変わる瞬間までは本人は過去の記憶を覚えているが、未来を変える選択をし人魚になった後は新しく出会う人物の記憶には残らない。

 人魚になった時点で未来を変えることのできる権利を得る。あくまで変えることの権利を得ただけであり未来を変えるには今後の行動次第。未来を変える行動を始めたころから、人魚は少しづつ自分の過去を失い始める。記憶だけではなく箸の持ち方などの情報も消えていく。単なる記憶喪失とは違う未来を変えた暁には人魚は全てを失い全て忘れられ泡のように消えてしまう。未来を失ったものは存在しないのだから。

 人魚になってからは継続して会わない限りほとんどの人の記憶に残らない。長期間会わなかったり村を出たりしたらアウト。凜は衣音、ぺた子に関する記憶を失わないようしに毎日会っていた。同じ狛の家系であれば他人より覚えてられる期間が長い。

 10年も離れていた博人が衣音を覚えていたのは衣音が博人の未来に干渉したからではないか。

 人魚の記憶を失わない方法。

 1.未来を変えられないように阻止する。

 2.未来を変えられた対象者が、人魚のの未来を連結させ未来の一部を差し出す。

 未来を連結し未来の一部を差し出す=付き合う、結婚する。アンデルセンの人魚姫の童話から来ている。

 アンデルセンの人魚姫

 人魚と人間の相互変換。死ぬ運命の人が人魚を救い恋をすれば消えない。

 記憶を失わない方法は人魚は知っている。

 1.の結末がぺた子。未来を変える権利を手にしたにもかかわらず未来を変えられなかった結果誰からも覚えてもらえず誰も覚えられずただ生きているという結果になってしまった。

 一時的に衣音の足が元に戻るのは博人が無意識に衣音が変えようとしてい未来を阻止していたから。未来を変えることを諦めたり失敗すると全てが無効になり人間に戻る。では未来を変えられない場合人間に戻るのであればぺた子が人魚のままなのはなぜか?

 ぺた子には過去の記憶が戻ることがあり、容姿も大人っぽく変化することがあるが衣音の母親ということで衣音と博人の未来が連結することで間接的に連結するため一時的に記憶が戻ったりするのではないのか。

 

 

 6.√感想

 いきなり幼なじみが人魚になっているという突拍子もない始まり方。いままでプレイしてきたノベルゲームではゲームが進んでいき何かしらの事象が起こり物語が進んできというものでしたが、今作はまず最初に事象がありその原因を追究していくという過去にプレイしたゲームとはシナリオの組み立て方が異なっており新鮮でした。

 理系の主人公の主観での考察、主人公の心理描写が細かく入りよかったです。独特の表現、言い回しがあり少し読みにくさがありましたがそれ以上に理系らしさ、ユーモアがありました。状況説明が足りず、把握しづらい部分は残念でした。

 意図的に物語の重要部分を明かさないため物語中盤までゴールのない日常系のような感じでした。

 パロディ多めで、ぺた子のメタ発言がかなりあり好き嫌いが分かれるかもしれないです。僕は結構好きでした。

 10年衣音と一緒にいるからこそ多くは語らないが衣音の想いを尊重する行動をとる凛カッコよかったですね。

 人魚の真実がかなり論理的でそこから推察される博人の仮説もしっかり組み立てられていました。物語序中盤の足に戻るという一見不可解なワンシーンがあるが、人魚の詳細が明かされていくと納得できる見事な伏線回収となっていました。

 バッドエンド√のすべてはtrueEndの為にあるようなものなのでバッドエンド自体で完結するような終わり方があってもよかったのかなと思いました。

 すべて衣音Endだったのでぺた子√、凛√が1√ずつあってもよかったですね。

 EXシナリオが多く、メイン√を回収し終わった後も楽しめました。本編ではありえないようなシナリオもあり非常によかったです。EXTRAシナリオ暴れすぎですね。

 

 

 7.システム

 ロード後はロードしたところからのログしか見れない点は読み返す際再び√を掘らないといけないのでちょっと面倒でした。

 シーン鑑賞からシーンを閲覧するとシーン部分だけではなく選択シーンからのシナリオへ続いてしまうのでシーン鑑賞だけしたい際には不便でした。各シーンからのセーブだと考えれば無しではないのかなとは思いました。

 時折入る特定のLive2Dがテキストを読むテンポを乱していてもう少し少なくてもよかったかなと思いました。

 メイン√のCG以外にもイラストが存在しコンプ要素があり、やりこめる点は良かったです。

 

 

 8.最後に

 いかがだったでしょうか。普段は√やCG回収するだけなので攻略を見ながらやりますが本作は攻略がどこにもなく自分で模索しながらプレイしましたがこのくらいの量なら自分で攻略するのもいいですね。

 次回月姫リメイクの予定です、お楽しみに。それでは~

 

 

 

 

 公式サイト